大槻ケンヂ

2020年07月04日

【CDレビュー】大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょ,大槻ケンヂと絶望少女達「愛がゆえゆえ/あれから(絶望少女達2020) 」~「かくしごと」新世代と、帰ってきた絶望少女達~

愛がゆえゆえ/あれから(絶望少女達2020)
大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょ/大槻ケンヂと絶望少女達
エイベックス・ピクチャーズ株式会社(Music)
2020-06-17


 今回紹介するCDは、大槻ケンヂ氏とテレビアニメ「かくしごと」のコラボレーションシングル、大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょ,大槻ケンヂと絶望少女達の「愛がゆえゆえ/あれから(絶望少女達2020)」だ。
 「さよなら絶望先生」と大槻ケンヂの大ファンである筆者にとっては、大槻ケンヂと絶望少女達が2020年の現在に再び集結し、その新曲を聞けることにまさに欣喜雀躍である。また、大槻ケンヂとめぐろ川たんていじむしょと銘打たれた、「かくしごと」メンバーとのコラボレーションという新たなる形での大槻ケンヂの新曲も、新鮮な気分で聴けて、まったく嬉しい限りであるシングルであった。
 今回のCDレビューでも、一曲づつ筆者の感じた印象を書いていきたい。

●愛がゆえゆえ
 爽やかな曲調の「かくしごと」をイメージした曲である。
かくしごとそれは何故・・・」から始まる軽快に韻を踏んだ「それは愛がゆえ」という歌詞も気に入ったし、まためぐろ川たんていじむしょのメンバーたちの可愛らしく美しい声も、聴いていて心地よかった。
 声優と大槻ケンヂとのコラボレーションも、思い起こせば随分前から行われてきたが、流石と言おうか、大槻ケンヂと声優たちがお互いがうまく調和し合った、掛け合いのような歌詞は聴いていて気持ち良い限りである。
 筆者が特に気に入った歌詞は、「愛につまずく何故?人の期待は重いゆえ」という部分。愛のゆえに人は過ちをおかし、あるいは愛に教えられ、愛のゆえに幸せを追い求めるのだ。

●あれから(絶望少女達2020)
 待ってました、「大槻ケンヂと絶望少女達」。イントロから早速の木村カエレの絶叫が、ああ帰ってきたなあ!という懐かしくも嬉しい気持ちを盛り上げる。
 歌詞も、2020年というまさに「あれから」時がたった現在において、みんなそれぞれ様々なものが変わったという事を印象付けながら、変わらないものもあるということが歌われていて、思わず感動。本当にあれから僕らにも、色々あったのだ。変わらないと思いながらも、それでもいろんな事が変わっていて、時は経ったのである。
 「絶望した日々があったからこそ今思うよ」「絶望に落ちたことあったからこそ、今わかるよ」本当に、筆者自身の鬱屈した絶望した日々、それを思い出して、正直ちょっとブルーにもなる。けれどこの曲は言ってくれる。「生きてるだけでグッジョブ!」

 その他にも「それカルトかなんかの勧誘?」などと大槻ケンヂ節が炸裂していて、これだよ、これ!と思わず口走ってしまった。歌詞の全体をみると、絶望先生の、「人として軸がぶれている」、「空想ルンバ」、「林檎もぎれビーム!」そして「さよなら!絶望先生」、「メビウス荒野~絶望伝説エピソード1」の歌詞がまとまった、まさに2020年における総集編といった趣きである。
 大槻ケンヂと絶望少女達の曲の特徴である、前衛的ながらもメロディアスな疾走感のある曲調も聴いていて小気味よく、もちろん大槻ケンヂと絶望少女達の息もぴったりで、長年の信頼関係を感じられる。
あれからよりこれから!
 本当に筆者も、絶望が先生になって、色々なことを教えてもらったものである。



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voiceofdrone at 15:57|PermalinkComments(0)